2017-05

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次世代機について・その11 任天堂VSソフトメーカー

任天堂 歴代マシン

1983年のファミリーコンピュータ発売以来、任天堂のゲーム機には数多くのソフトメーカーが参入し、膨大な数のソフトを世に送り出しました。
その20年以上にも渡る歴史の中で、任天堂とソフトメーカーとの軋轢が表面化する事が何度かあったのを覚えている人も多いと思います。

最初に任天堂とソフトメーカーとの衝突が大々的に報じられたのは、1989年にナムコがファミコン用ソフトの販売権を巡り、訴訟騒ぎを起こした事例だと記憶しています。

ファミコン発売当初、初期に参入したナムコ、コナミ、ジャレコ、バンダイ、タイトー、カプコンの6社には自社ラインでのROMカートリッジ製造権や年間タイトル数無制限などの「特権」が認められていました。
その後、ファミコン用ソフトはOEM生産が原則となり、契約期限となった1989年に任天堂から6社に対して、ある「条件」が提示されました。
それは、「それまで認められていた特権を取り払った、他のメーカーと同じ条件を受け入れなければ契約を更改しない」というものでした。
これにナムコが反発し、訴訟騒ぎにまで発展してしまったのです。
当時、契約期限ギリギリの1989年7月31日に、大急ぎで突っ込むようにして「スプラッターハウス」のファミコン版が発売されたのを覚えています。
最終的にはナムコが任天堂の主張を受け入れ、騒ぎは終息しましたが、任天堂の「コワモテ」というイメージはこの頃から顕著になっていきます。

その後、ハードがスーパーファミコン(SFC)に移行すると、任天堂のソフトメーカーに対する締め付けはますます厳しくなります。
そういった任天堂からの圧力はソフトメーカーから発売されるゲームの内容にも影響を及ぼし、一時期のSFC用ゲームはかなり粗製乱造な代物が数多く存在していました。当時のSFC市場に蔓延していた「閉塞感」は、任天堂の圧力とは無関係ではないでしょう。

しかし、1994年にプレイステーション、セガサターンといった次世代機が登場し、それまで独占状態だった任天堂の市場を脅かし始めます。
次世代機競争で一歩出遅れた任天堂は、NINTENDO-64発売までの繋ぎとして、スクウェアと共同で開発した「スーパーマリオRPG」を1996年3月に発売しました。
しかし、この「スーパーマリオRPG」が、任天堂とスクウェアとの間に亀裂を生むきっかけになってしまったのです。

ファミコン時代以来、蜜月関係のように見えていた任天堂とスクウェアは、このスーパーマリオRPG開発の際、方向性の違いから衝突するようになります。
故・横井軍平氏の「枯れた技術に花を咲かせる」という言葉に代表されるように、マシンスペックに頼らない、ゲームならではの楽しさを求める任天堂と、何よりも優先して美しいCGで画面を飾ろうとするスクウェアの方向性は、到底混ざり合えるものではなかったようです。
加えて、次世代機として発売を控えていたN64が、CD-ROMのような光ディスク媒体を採用しなかった事も影響し、水面下で発生した両社の亀裂は、スクウェアが「ファイナルファンタジーⅦ」をPSで発売するという形で表面化し、スクウェアが任天堂陣営を離脱するという事態になってしまいました。
その後、数年経ってスクウェアが任天堂市場へ再参入するまで、任天堂がかなりの長期間、スクウェアを「門前払い」していた事は有名です。

さらに時代は進み、ゲームキューブ(GC)時代になってもトラブルは無くなりませんでした。
人気シリーズを数多く手掛けるカプコンは、GC本体発売日の前日に当たる2001年9月13日、自社の人気シリーズである「バイオハザード」シリーズをGCだけの独占供給にする、と発表しました。
当時、すでに市場を席巻していたPS2だけにタイトルが集中する事を懸念したカプコンの判断によるものだと思われますが、思惑に反してGCの普及は伸び悩み、売り時を逃した感のある「バイオ」シリーズは次第に求心力を失って行きました。
そして2004年、当時のシリーズ最新作である「バイオハザード4」がPS2でも発売される事が発表され、独占供給という公約が反故にされてしまう形となりました。
この事例が影響し、カプコンはソフト販売に関して、現在も任天堂から規制をかけられ続けているという情報もあります。

ざっと大きな事例だけを掻い摘んで紹介しましたが、揉め事の原因がどっちにあるかはともかく、任天堂はトラブルを起こしやすい会社だと言えます。
数年前、任天堂の社長と経営陣が刷新されましたが、クセの強い任天堂の体質が、そう簡単に変わるとも思えません。ゲームに関しては自分達の右に出るものはいない、という自負がそうさせるのかも知れません。
こういったトラブルが、Wiiで起こらないという保証はありません。ほんの些細な揉め事が、致命的な痛手を呼び込むという可能性は常に付きまとっているのです。

長くなるので、続きはまた後日にします。
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