2017-06

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仮面ライダー響鬼の事情 禁を破ってレビュー 其の2

表紙

前回の続きです。

この本の著者である片岡力氏は、とにかく設定の細かい所まで作り込み、作品内の矛盾は極力排除し、今までにない特撮モノを…!という主義を本の中でも終始押し出しています。

ヒーローが活躍する世界観のリアリティと公然性」について書かれた章では、様々な作品例を挙げてはその特徴や問題点などを述べ、いかにして「響鬼」の世界観を構築したか…という経緯を垣間見る事が出来ます。
劇中で使う武器」についても、高寺氏が「ボバ(ボバ・フェット)度の高いアイテム」と称したように、いかにも戦闘のプロが使うような、劇中でオモチャっぽく映らないようなものを…というこだわりや、変身に用いる音叉が破損すると、変身形態にも影響が出る、などのアイディア(音叉の片方が折れると、変身後も角が一本折れた状態になり、戦闘能力も落ちる…など)などが紹介されています。

平成ライダーシリーズによくある、「都合のいいときにいつでも傷一つ無い、ピカピカの真新しい道具・武器が降って湧いたように出現する」というシチュエーションを嫌っているようで、「プロのヒーロー」を標榜する響鬼では、そういった部分をおざなりにはしない、「響鬼」はそういった他作品とは違うんだ…という意気込みで作品作りに参加していたとの事。

その他、「バイクに乗らないライダー」についても触れていて、「主人公がバイクに乗らない」という設定を伝えたところ、バンダイサイドは了承したものの、スポンサー(ホンダ&旭通信社)が離れる事を避けるために「バイク問題」を含む様々な検討が重ねられ、結局は
響鬼はバイクを運転せず、他の者の車などで目的地まで移動する
響鬼以外のライダーはバイクを運転する
という二案を採用したものの、修正が度重なり、片岡氏が念頭に置いていたという、
音のヒーローが、騒音を撒き散らすバイクに乗るのはおかしい
というテーマはフェードアウトする結果に。この件について、片岡氏がかなり不満を感じている様子が文面からも窺えました。

「龍騎」などの先代作品を例に上げ、
バイクさえ出ていれば仮面ライダーと認められるような温い状況にすすんで身を任せるのは御免蒙りたい
というメンタリティを抱えていた、と片岡氏は著書の中で語っています。
バイクに乗らないなんて仮面ライダーじゃない!」という不満は、
仮面ライダーがバイクに乗っている画があれば安心する」といった保守的なメンタリティの産物だと斬って捨てている片岡氏ですが、そう言い切れるほど単純な問題でもないのでは…と、個人的には疑問です。具体的に語ってみろと言われると上手く表現できないのですが…。

片岡氏の熱意には素直に感心させられますし、革新的なヒーローを…という意気込みは良いのですが、片岡氏が目指したヒーロー像には、メイン層である低年齢層の視聴者に訴えるための
ストレートなカッコ良さ
という部分が足りなかったのでは…と思ってしまいます。
あくまで個人的な意見ですが。

長くなりすぎてしまうので、この続きはまた後日に。
たぶん、次回でレビューは完結するかと思います。
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コメント

先日読み終わりました。
片岡氏のアイディアは良かったと思うのですが、高寺と大石が傷物にしてしまったといった印象でした。
でも私は響鬼は好きです。というよりはクウガから今の電王までみんな好きです。
昨日スーパー戦隊全集の本を読んだのですが、装甲の鬼ってすでにガオレンジャーでやっていたんですね。見ていたのに忘れてました。OTL…。ヤバイバとツエツエで。

紙粘土様、いつもコメントありがとうございます。
読後に感じたのは、響鬼はどっかでボタンを掛け違えてしまい、それがずっと後まで尾を引いてしまった…そんな感じだったように思えました。
いろんな意味で「不幸な作品」だったのかも知れません。
今年の電王は、1年間無事に終わるといいですね。

ヤバイバとツエツエ…あ~、言われてみれば!
つい最近の作品だったのに…意外と気が付かないもんですねぇ。

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