2007-10

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ウルトラセブンX Episode 4「DIAMOND“S”」

ここのところ忙しく、やっと時間が取れました。
そんなわけで、今更なのですが、セブンX第4話のレビューです。


夜中、林の中を逃げ惑う、一人の若い男。
しかし、すぐに取り囲まれてしまいます。
「酷い奴だな」
「あなたはもう、私たちの仲間なのよ…」
「いやだ…助けてくれ!」
怯える若者は、その場から必死で逃げ出しますが、謎の集団はもう追いかけようとはしません。
「逃げても無駄なのに…」

何とか道のある場所まで出られた若者ですが、その場に倒れ、息絶えてしまいます。
その死顔はみるみる干乾びていき、耳からは緑色に光る、謎の生物らしきものが這い出て行きます。
X00

ミイラ化した死体が発見されるという事件が頻発し、捜査に乗り出すケイとジン。
しかし、屋外カフェ(?)で、ジンの向かいに座っているケイは浮かない顔です。
何でも、今回一緒に組むエス(S)というエージェントは、一番過激かつ最強の武闘派だとの事です。
「大体、“S”というコードネームからして滅茶苦茶ヤバそうじゃねえかよ」
と顔を顰めるケイに対して、
「でも“M”よりマシじゃないか?」
と、サラリと返すジン。
「…微妙なとこだな……」

そこへ、ウエイトレスが注文の品を持ってきます。
ジンはコーヒー、ケイは何と「デラックスプリン」です。
X1

「俺の予想としては、エスはズバリ、モヒカン刈りだ!で、この辺から鮫のタトゥーか何かがこ~お来てて、こっちからは龍の…」
と、ロクでもない妄想を膨らませるケイの背後で、引ったくり事件が発生。
逃げ出そうとする引ったくり犯に向かって飛んでくる、ステンレスのお盆。投げたのは、先程のウエイトレスです。
激昂して殴りかかってきた引ったくり犯を、回し蹴り一発でKOするウエイトレス。
唖然とするケイとジンの前に歩み寄ったウエイトレスは、不敵な表情で言います。
誰がモヒカンですって?
X2

エスは潜入捜査を専門とするアンダーカバーで、第1話にもバーの店員として登場していました。
エスの情報によると、ミイラ化した被害者は全員「シャイナー05」を購入しているとの事。
シャイナー05とは、最近評判となったケミメディック(機能性化学食品)で、3ヶ月前に生命化学企業「ナノサイバーテック社」が独自に開発したもので、脳の活動分野を飛躍的に拡大させるという効能を持つ…というものでした。
「シャイナー05は通販限定の製品でね、発売と同時に大人気で、今じゃ入荷は2ヶ月待ちよ」
と、チョコレートをガリガリ食べながら説明するエス。
X3

調査を開始するジン達。
シャイナー05を使用した人達は皆、以前では考えられないような能力を発揮して、桁違いの成功を手にしていたことが分かります。
公園のベンチに集合した3人。デウス本部から送られてきたシャイナー05のサンプルについて説明するジンの前でもチョコレートを手放さないエス。
「どれだけチョコ食えば気が済むんだよ…」
と小声でこぼすケイに、エスは睨みをきかせながら囁きます。
「デラックスプリン君?」
「い、いいだろ…プリン好きなんだから…」
いろいろと謎の多いエージェント達ですが、ケイの好物が「プリン」であることは判明しました。
X4

ナノサイバーテック社への潜入捜査を開始するジンとケイ。
いると調子が狂う、というケイの意向で、エスは外されています。
取材を装い、社長と対面する2人はシャイナー05の疑問を投げかけてみますが、当然ながら社長は笑って否定。
そこへ女性社員がお茶を運んできます。ジンが何気なくその顔を見ると…お茶を運んできたのは、先に潜入していたエスでした。
ケイは思わず、お茶を噴き出しそうになります。
X5

夜中になり、社内で活動を開始するエス。
社長たちの怪しげな会話を盗聴しますが、途中で遮られてしまいます。
その後、とあるバーのカウンター席で落ち合う3人。
エスは、社長と秘書の2人が、かなり以前から地球に潜伏しているエイリアンであると指摘します。
その理由とは「OLにお茶を汲ませるから」。
これは、かなり古い「地球人擬態マニュアル」を使っているからだと言うエス。
「そんなものあるのかよ…」
と渋い顔のケイ。少し前に手違いでエスにブン殴られているので、氷水の袋を頬に当てています。
半端な情報は命の危険を招く、というエスは、相変わらずチョコを食べながら2人に告げます。
「確信を掴んだら、命に代えても伝えるわ。いいわね、おサル」
と、サル呼ばわりされてしまうケイですが、何も言い返せません。
X6

「まもなく、時が満ちる…。ひとたび我らが“ボディ”に結集しさえすれば、地球はたちまち、我らの物となる…」
その頃、社内の一室で秘書を前に呟く社長。その背後には、正体不明の巨大なブロックが置かれています。

翌日、OLとして潜伏しているエスは、周囲の同僚たちにそれとなく聞き込みをしますが、シャイナー05は社長直々に動かしているプロジェクトで、社員も詳しい事は聞かされていないとこ事。
一方、ケイはナノサイバーテック社の地下から発せられている低周波をキャッチしていました。
単身、怪しげな地下室への潜入を試みるエスは、背後から襲撃されます。反射的に銃を抜き、反撃に転じたエスの背後に立っていたのは…社長でした。
手に傷を負った社長は呟きます。
「人間のボディというのは脆いものだな…」
エイリアンは脳内に寄生しているため、撃てば寄生されている人間が死んでしまうと言われたエスは、迂闊に攻撃できなくなります。
その場から退却しようとするエスでしたが、背後から殴り付けられて倒れこんでしまいます。
周囲を取り囲む社員たち。その中には、先程までエスと談笑していたOLもいます。社員はすでに、全員寄生済みだったようです。
窮地に陥ったエスは、胸のペンダントに仕込んだ爆薬で姿をくらまし、その場から逃亡。
シャイナー05欲しさに忍び込んでいたメール便配達の男を連れて、とある一室に逃げ込みます。
X7

ジンとケイも社屋の側まで駆け付けていましたが、デウス本部の指令により、潜入しているアンダーカバーの報告無しには突入できずにいます。
追い込まれたエスは、追いかけて来た社員の前で、なんとシャイナー05を飲み下して見せます。
X8

ジンとケイは、ひとり社屋から逃げ出すことに成功したメール便配達の男からメモを渡されます。
そこには、エスからの情報が書き記されていました。
寄生されているホスト(人間)は撃てないこと、ターゲットは地下3階にあること。
そして最後に書かれていたのは「cd(コード)13」。
その意味は「万一の時は、アンダーカバーを射殺せよ」ということ…。
ケイの着ているコートの内ポケットからは、預かっていたはずのシャイナー05のサンプルが無くなっていました。
すべてを悟った2人は、社内へと強行突入します。
X9

地下室へと辿り着いた2人の前に現れたのは、謎のブロックの前に立つ社長と、社員たちに捕らわれたエスの姿でした。
「これが我々“ベジネラ”の、新たなボディだ」
社長(に寄生したベジネラ)は、3人の前で語り始めます。
「ベジネラのオリジナルボディは、地球環境に適応しなかった。だが…ボディを捨て、人間に寄生したベジネラを、お前たち人間共は、ここまでに増やしてくれたのだ!」
「人間が…!?」
「ベジネラはひとつの生命体であり、細胞分裂しながら自己増殖する本能しか持たなかった」
「人間は、市場や領土を拡張し、周囲を征服したいという欲望を常に持っている…。人間の文明は、太古から欲望に根ざす知の力によって出来上がってきたと言っていい。そして…その人間の脳こそが、我々ベジネラの増殖本能を、この社会で効率的、経済的に発揮するシステムを作り上げてくれたのだ」
それがシャイナー05に隠された秘密でした。
X10

「実際、能力が飛躍的に向上したことにより、ほとんどの人間がベジネラに同調…そして適合した。もちろん、稀に適合を拒む者もいたが…それらは処罰した」
ミイラ化した被害者たちは、適合を拒み、処罰された人達でした。
そのとき、隙を見てエスが反撃を開始。銃を取り戻したケイたちは、ブロックに弾を撃ち込みます。
「無駄な事だ…!」
寄生していた社長たちの体から抜け出たベジネラはブロックに終結し、巨大な怪獣と化して街中に出現。
ジンはセブンへと変身し、戦いを挑みます。
X11

ゲル状の液体を飛ばす攻撃を跳ね返し、アイスラッガーを放つセブン。
怪獣はアイスラッガーを受け止める事に成功しますが、そこへすかさずセブンの蹴りが炸裂。
X12

アイスラッガーが身体にめり込み、空中へ飛ばされた怪獣をエメリウム光線で撃破。
ベジネラは倒されました。
X14

その後、シャイナー05は残らず回収、破棄され、寄生されていた人達もベジネラが抜け出たことにより、元に戻りました。
ただ一人を除いて…。

ベジネラが集合&巨大化したときに、自分の体からはベジネラが出て行かなかった事で、不安を露にするエス。
辛そうにしゃがみ込むエスを心配するケイでしたが、ジンはシャイナー05のサンプルを偽物とすり替えておいた事を告白。
実際にエスが体調不良を起こしていたことについて、ジンはつい、
チョコの食べ過ぎじゃないか?
と軽口を叩きます。
その一言で怒りの表情になったエス。ゆっくりと立ち上がり、ジンに向かって近寄ってきます。
「俺、ギャラリーね」
と、その場から退避するケイ。突き刺すような視線を向けながら迫ってくるエス。
「な、何でだよ…?」
と、焦りまくるジンでした。
X16

場面は変わり、ある家に帰ってくる男の子。
冷蔵庫を開け、氷をコップの中に入れます。
その氷の色はシャイナー05と同じ色で、怪しく光を放ち…。
という思わせぶりな場面で終幕です。
X17


重い雰囲気だった前回と比べ、かなりコメディ色が強い話でした。
第1話にも登場していたエスが主役といってもいい役回りで、エイリアンや侵略計画の方は添え物といった感じです。
短気かつ手の早いエスと、最近コメディ担当と化しつつあるケイの対比がいい味を出しています。
今回、何となく影が薄かったジンも表情に幅が出てきました。
ただ、最後の場面は蛇足だったかな…という気がしないでもないです。

今回はちょっと詰め込みすぎな気もしましたが、撮影もこなれてきたのか、地味ながらもだんだんと面白くなってきたように感じます。
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ウルトラセブンX Episode3 「HOPELESS」

遅ればせながら、録画しておいた「ウルトラセブンX」の第3話を観ました。
今回の話は雇用問題や労働意欲を扱ったエピソードで、政府が仕事を斡旋してくれる社会の中で、厳しい労働を嫌って仕事に就かない、明日に希望も夢も持っていないという「ホープレス」と呼ばれる人々が登場します。

隕石が落下する事件が発生。しかし、ジン達に出動要請は出ません。
公園のベンチに座って時間を持て余しているジンの前に、おいしい仕事を紹介する、と言う男が現れます。
男はタマルと名乗り、ジンにメタリックな名刺を渡します。

X1

街では、脳が異常に収縮したホープレスの変死体が何体も発見されるという事件が発生。
エイリアンの仕業である可能性あり、と判断したジンとケイは調査を開始し、夜の公園で偶然ホープレス同士の喧嘩に遭遇。仲裁に入ったジン達はそこで、犠牲者となったホープレスは皆、死ぬ間際に急に金回りが良くなっていたという事を知ります。
最近犠牲者となった男の所持品から、昼間にジンが受け取ったものと同じ「タマルの名刺」が発見され、ジンとケイはホープレスを装ってタマルという男に接触し、潜入捜査を試みます。

数人のホープレス達と一緒にトラックに乗せられ、とある施設へと連れてこられたジンとケイが目にしたものは、正体不明の巨大な機械装置。
この装置が何のために作られているのか、とジンが問いかけても、タマルは、
「そんな事聞いて、どうするの?」
と素っ気無い返事を返すだけ。このときの、
「何を作るのか分からないで、働くの嫌じゃないですか」
というジンの台詞は、自分が何者かも分からないまま戦っている、自分の境遇にも引っ掛けられているもののように感じました。

「リスクは高いが、給料も高い楽な仕事」と言いながらタマルがジン達に見せたのは、大勢のホープレス達が椅子に座り、頭部に取り付けたヘッドギア型の機械から脳内のエネルギーを吸い取られている姿。
脳のエネルギーは謎の装置を運用するために必要なもので、エネルギーを吸い取られた人間は脳が萎縮して死に至るという危険な物。その中の一人がジンの目の前で倒れ、息絶えてしまいます。

X2


謎の装置は、やはり地球侵略のために開発されているもの。
タマルの正体は、マーキンド星からやって来たエイリアンでした。
ジンとケイはタマルに銃を突き付け、ホープレス達を解放しようとしますが、当のホープレス達は一人も逃げようとしません。

金さえもらえれば、人間だろうがエイリアンだろうが関係ない
どうせ未来に希望なんか無い。明日生きるための金の方が大事
地球なんか、どうなろうが知ったことではない

目先の事しか考えられないホープレス達は、命を縮めると分かっていながら、自分の意思で席へと戻っていきます。その場から離れ、追ってきたジンの前でマーキンド星人の姿へと変貌するタマル。
巨大装置の建設現場で働いていた作業員達も、ケイの訴えに全く応じようとせず、誰一人として動こうとしません。業を煮やしたケイは銃を作業員達の足元に放ち、力ずくで作業員達を脱出させます。
ウルトラアイを取り出したジンが、あの「赤い巨人」であると悟ったマーキンド星人はジンに問いかけます。
「私を倒す気らしいが、それならさっきの連中も倒すんだろうな?」
「奴等は望んで侵略兵器にエネルギーをを与えている。奴等だって私と同罪だ。違うか?」
「地球の滅亡に手を貸す人間、自らの命を売りに出す人間、お前はそんな連中のために戦うのか?」
思わず返答に詰まってしまうジン。
「何だ、単なる自己満足なのか?」
「違う!」
己の迷いを振り切ろうとするかのように、ジンはセブンへと変身。
施設の外で、マーキンド星人とセブンの戦いが等身大のまま繰り広げられます。

X3

セブンのアイスラッガーを受けて、あえなく倒されるマーキンド星人。
しかし死の間際、マーキンド星人はセブンに意外な事実を明かします。

お人好しのお前に教えてやろう。私にあの侵略兵器を頼んできたクライアント…それは、人間だ!

X4

その後、施設は閉鎖され、ホープレス達は街へと戻っていきます。
「あ~あ、楽だったのになぁ」
恨めしげにボヤく彼らには、自分らを省みる素振りは全く見受けられません。
虚しげに彼らを見送るジンの脳裏からは、マーキンド星人の最期の言葉が離れません。
そんなジンに対し、謎の女性、エレアは、
「迷っては駄目…あなたはこの世界の救世主なんだから…」
と語りかけるだけでした。


労働意欲の低下という、現実に存在する社会問題に絡めて語られた、「堕落した人間に守る価値はあるのか?」というテーマ。
ウルトラシリーズでは何度も使われているテーマで、「帰ってきたウルトラマン」の「怪獣使いと少年」や、新しいところでは「ウルトラマンマックス」の「狙われない街」などがあります。
報われない戦い、深刻なテーマに対する回答や救いが示されないまま話が終わってしまうあたりには、「大人向け」にふさわしい作りにしようという、制作側の意気込みは伝わってきました。
しかし、相変わらず淡々とした展開で、台詞回しなどもあまり深みが感じられないため、同テーマを扱った過去の作品に比べると、印象は弱めでした。
でも、この淡白さが「セブンX」独特の持ち味なのかも知れません。

あと、やっぱり気になったのは、切れ味ゼロの鈍器ラッガーですね。

プレステ3はなぜ失敗したのか?

表紙

昨年11月、鳴り物入りで発売されたものの、高価格と良質なソフトの不在が響き、任天堂陣営の後塵を拝し続けているPS3。
ライバル機であるWiiとの差は開く一方で、このままでは最下位確定扱いだったX-box360にも抜かれかねないという惨状ですが、どうしてこういう状況を招いてしまったのか?というテーマを扱った本が出版されたので、遅ればせながら購読してみました。

著者は「超クソゲー」などのゲーム著書で知られる多根清史氏。ネット上では散々語りつくされているものの、メーカーとの兼ね合いで心にもない提灯記事しか載せられないゲーム専門誌ばかりの中、PS3の不振について初めて本格的に活字にした(と思われる)本です。

本書では、任天堂がファミコン用のディスクシステムを発売した1986年に、当時ソニー社内で2インチディスクの開発チームを率いていた久夛良木健氏がアプローチを試みたのが最初の始まりであった事が書かれています。
当時、すでに先進的とはいえない規格であったクイックディスクを採用した任天堂に対し、自分たちが開発している2インチディスクの優位性をアピールしたものの、これは空振りに終わりました。しかし、次に久夛良木氏が持ち込んだPCM音源がファミコンの後継機であるスーパーファミコンに採用され、任天堂&ソニーの共同開発となるはずだった「第一次プレイステーション計画」へと繋がっていきます。
余談ですが、久夛良木氏は1988年に発売されたセガのメガドライブにもアプローチをかけていたようで、久夛良木氏が開発した2インチディスクを採用した外付けタイプのディスクドライブが発売予定に上がっていました。が、これも日の目を見ないままお蔵入りになっています。

その後、任天堂とソニーは決裂して計画は白紙となり、SCEIが結成されて初代プレイステーションの発売となります。3D表現に強いスペック、CD-ROMを採用した低価格路線などが功を奏して、任天堂を追い落とす事に成功したのは記憶に新しいところです。
しかし、この本では初代PS成功の「影」にも触れており、当時は画期的に見えた「改革」が本当に効果的なものであったのか?という疑問を投げかけています。
「適正な流通」に伴う値崩れ防止策の失敗、「CDショップでゲームソフト販売」路線の失敗など、成功した初代PSにも様々なつまづきがありました。それでも任天堂やセガに勝てたのは、初代PSが「時流」に乗れたから。
そしてPS2時代になってからは、以前ここの記事でも触れましたが、初代PS時代の良さがどんどん失われていき、PS2は作り手、遊び手双方にとって「敷居の高いマシン」になってしまいました。
発売当初、SCEIが誇らしげに語っていたPS2の性能的優位性には「扱い手の熟練度が伴う」という但し書きが付き、「夢のようなスペック」には程遠い仕様であった事、久夛良木氏が自信満々にブチ上げた「プレイステーションBB」も、まともなサービスを提供することなく規格倒れに終わった事などが重なり、加えてPSXの失敗、PSPの初期不良問題とサポートの不手際など、SCEIが急速に勢いを失っていった経緯が綴られています。
そしてソニーという会社が持つ問題、出井伸之氏がCEOを務めた10年間の間に失われたものが何であったか…様々な要因が絡み合い、現在のPS3不振へと繋げられています。

この本はソニーやPS3に対しての批判を並べ立てたものではありません。
むしろ、PS3が立ち直ってくれる事を願って「ゲキを飛ばした」本だと言えます。
本の最後は「PS3よ、イキロ!」という短い章で締められており、発売後のアップデートなどで新機能が追加され、PS2ゲームやDVDソフトの画質が向上する「アップコンバート機能」などを挙げて、PS3が「お買い得なハード」になったと書かれています。

…まぁ、PS3がお買い得だとは賛同しかねるのですが、著者のPSシリーズに対する思い入れが、最後の短い章に込められているのは確かでしょう。

しかし、今月の18日にはソニーグループが所有する、PS3の心臓部である「CELL」などを製造する施設が東芝に売却されることが発表され、11月11日に発売されるPS3の低価格モデルからは、PS2ソフトとの互換性が排除されることが明らかになりました。
この本に書かれていることも、瞬く間に「過去の事」になりつつあります。
時代の流れとは、本当に早いものです。

ウルトラセブンX

Seven X

先々週から「ウルトラセブンX」が始まりました。
セブン40周年記念番組なのに、放送時間が深夜帯というのはちょっと残念なのですが、様々な事情で「メビウス」の後番組にはなれなかったようですね。
でも、世界観が全然違うので、下手にメビウスの後にやらなくて正解だったかも知れません。
コメントにも書いたのですが、第1話は思いっきり録画し忘れました…。
後で観られましたけど。

さて、第2話まで観た感想なのですが、何だか薄味だなぁ…というのが正直なところです。
記憶喪失の主人公と相棒、主人公を導く謎の女性。主要キャラは今のところは3人です。舞台となる世界は管理が行き届いた無機質な社会で、旧セブンのような地球防衛軍の存在も無いので、主人公であるジンは派手な制服を着ることもなく、ずっと地味な黒の服装のままです。
ジンはセブンXに変身する能力を持っているのですが、自身が記憶喪失なので、まだ出自は明らかにされていません。
地球人なのか、はたまた異星人なのか…そもそも舞台となる社会は地球なのかも定かではない感じです。旧セブンとの繋がりも不明ですが、この辺はおいおい語られると思います。
ただ、物語の流れが実に淡々としていて起伏に乏しく、キャラクターのリアクションもおとなしめなので、印象に残るような場面はまだありません。
あと、全体的に説明不足な感じがしますが、観る側の想像力を働かせるためかも知れません。

「大人向け」と称しているだけあって、オモチャ販促のための派手な戦闘シーンなどは無く、セブンXの出番は最小限に抑えてあります。
セブンXのデザインが発表されたときはやたらと叩かれていましたが、動いているところを見ると、それほど違和感は無いですね。来週は等身大で活動する姿が初披露されそうです。
ただ、切れないアイスラッガーだけは気になりました…。2chなどでは鈍器ラッガーなどと揶揄されていましたし。

まだ2話しか観ていないのですが、個人的な評価は「まあまあ」ですかね。
物語のテンションが低く、地味~で淡白ですが、嫌悪を感じるような所も今のところありませんし、普通に視聴を続けられそうです。
ただ、他のブログや2chの特撮版などの評価を覗いてみると、6対4くらいの割合で不評の方が多いみたいですねぇ。

とりあえずあと10話、どんな物語になるのか観続けてみようと思います。

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